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2ケ月に一度「山城自動車教習所」を借り切って運転技能研修を行っています。
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2022年1月23日に行った運転技能研修をご紹介いたします。
雨の降る中、17名のドライバーで事故惹起者教習を行いました。山城自動車教習所R-ism Labの先生は3名です。
当社では、単に広い教習所内で運転を学ぶだけでなく、「交通教育センター R-ism Lab.(リズムラボ)」にご協力いただき独自のカリキュラムで訓練を行っています。
R-ism Lab.(リズムラボ)とは»
本日の研修テーマは「バック事故を防ぐ」です。
まずはじめに、当社の役員からお話がありました。
―当社役員の話―
「Rギアに入れる前にバックモニターを見る」「死角を確認する」などのルールを守ることを徹底して行ってください。
社会のルールを守るだけでなく、車を運転している時の道路交通法であったり、会社での決まり事(車庫入れの際はバック誘導をつける等)を守る意識を持ってください。そうすることで防ぐことができる事故はたくさんあります。
自分の弱点や課題を知り、今日トレーニングすることで克服していきましょう。
実習を開始する前に浜田先生にお話しいただきました。
―浜田先生のお話―
「ベテランは上手くない」ということを肝に銘じてください。
普段から気をつけて運転をしていると思いますが、免許を取りたての頃と比べると注意力が下がっています。「ゆっくり、少しずつ」を心がけ、Rギアに入れる前に回りを確認するなど事故を起こさない予防線を張っておきましょう。
安全運転をするためには正しい運転姿勢も大切です。長年運転していると運転姿勢が崩れがちですので、運転には楽な姿勢はないということも覚えておいてください。
次に吉田先生からバック事故の原因についてお話しいただきました。
―吉田先生のお話―
バック事故が起こる原因は「確認不足」です。どのような確認をしたらいいのかは人それぞれ違います。
「自分はここを確認しなければいけない」と明確に決まっている方はいますか?
この決まりがないが故に事故が起こってしまいます。
もし、事故を起こしてしまった場合はどのタイミングでどこを見ていたら大丈夫だったかを考え、反省しましょう。
左のマンダラチャートを使って「自分はここを確認しなければいけない」ポイントを決めました。
―使用方法―
1.表の中央にある9マスの真ん中にテーマ「バック事故を起こさない」を書き込む
2.周りの8マスに「どこに気をつければよいか、どこを確認すればよいか」を書き込む
3.周りの8マスのうち、右上に書いた内容を右上の9マスの中央に書き込み、2と同じことを書き込む
4.これを同じようにしてすべてのマスを埋める
常にやっていることや必ず自分ができることを目標にし、自分で細かくポイントを決めます。この決めた目標をこれから行う実技教習で実践していきます。
実習開始
コースを走る前に、まずバスの後ろに置かれているコーンの位置を確認します。
バックモニターの見え方と実際の距離との違いを確認しました。モニターで見る方がまだ余裕があるように見えます。
バスによっては見え方が異なるため運転する前に必ず確認することが事故削減につながります。
今回のコースにもコーンがたくさん置いてある中、車庫入れや前向き駐車など「バック」の動きが必要となるプログラムを中心に行いました。バスが通れるぎりぎりにコーンが置いてある場所もありましたが、運転するのに慣れているからなのか進むスピードが速いドライバーが多く見受けられました。
それに気づいた先生方がテーマでもある「ゆっくり」「少しずつ」を意識して適切なスピードで運転するよう指導してくださいました。
確認する時は動きながらではなく、「止まって見る」ということもおっしゃっており、「ながら運転」は事故の原因になるのだと改めて感じました。
―本日の総括―
加齢に伴い、考えている事は同じでも体は衰えていきます。しかし、少しずつ衰えていくため自分自身では気が付きにくく、ベテランになるにつれて頑固になる方が多い傾向にあります。
自分のルールに厳しく、自分の運転は下手だという謙虚な気持ちで日々の業務に努めてください。
感想文を書いて終了です。